PR

汝、星のごとくの名言に人生を変えられた話

汝、星のごとくのサムネイル

2024年のベストバイならぬベストブックと言っても過言では無かった1冊。
それが今回紹介する「汝、星のごとく」です。
読書中も涙が止まらず、また、胸が苦しくなり人生で初めて読書中に思わず本を閉じた。
そんな一冊でもありました。
今回は、そんな「汝、星のごとく」の中でも特に僕の人生観に影響を与えた名言をご紹介していきます。

汝、星のごとくのあらすじ

話のあらすじとしては、瀬戸内の小さな島で出会った高校生の男女の、出会いから15年の歳月を描いた恋愛小説。
小さなコミュニティ特有の“血縁”や“周囲の目”といったしがらみにもがきながらも、人生における「普通」とは何なのかを深く深く問いかける作品です。
私自身も地方の小さな街で生まれ育ち生きづらさを感じていたので、かなり心に刺さる言葉が多く、今でも日々それらを胸に強く刻みながら生活を続けています。

汝、星のごとくの名言TOP3

早速ですが、汝、星のごとくの個人的に胸に突き刺さった名言ベスト3をご紹介します!

汝、星のごとくの名言第1位

「自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?」

これは、まさに今でも自分に突き刺さっている一言。
私自身もいつからか“普通”という価値観から逸脱することを罪と捉えるようになっており、自由を謳歌する人に憧れを抱きながらも、自分を普通に縛り付けることによって誰からか許しや承認を得ていたことに気付かされました。
そんな自分がこうしてブログを書くことに至ったのは、間違いなくこの言葉に突き動かされ私自身の人生誰の許しを得なくても突き進もうと決意できたからだと思います。

汝、星のごとくの名言第2位

「いざってときは誰かに罵られようが切り捨てる、もしくは誰に恨まれようが手に入れる。そういう覚悟がないと、人生はどんどん複雑になっていくわよ」

この一節、一見すると残酷ですが、私は人間関係を構築する際の真理に近いものだと思っています。
私は、これまで“自分”という人間を殺しながら同調圧力に屈し、周囲と合わせることばかりを考えてきました。
ただ、それでは不自由さを感じあまりに生きづらく、幾度かメンタルを壊してしまい「何故自分はこんなにもメンタルが弱いのだろう」と自己嫌悪の毎日。
また、周りに合わせているのに人間関係のいざこざに巻き込まれほとほと疲れ、世の中を恨んでいました。
しかし、この一節に問いただされ気付いたのは「自分は覚悟が無かった」
それだけのことでした。
今まで周囲の圧力に屈したと御託を並べ、楽な方の選択を取り続け生き続けたのも自分。
いざというときに、優しさを捨て自分のために人を切り捨てる覚悟が無かったのも全て自分でした。
私は、この時からこの一節を常に自分に問いただし、歪でも自分らしく生きる選択を取り続けています。
今までに比べ、私から離れていった方々も多くなりましたが、その分共に生きてくれている方々との繋がりは、これまでに無いほど強く、深い絆となりました。

汝、星のごとくの名言第3位

「何度でも言います。誰がなんと言おうと、僕たちは自らを生きる権利があるんです。僕のいうことはおかしいですか。身勝手ですか。でもそれは誰と比べておかしいんでしょう。その誰かが正しいという証明は誰がしてくれるんでしょう」
(中略)
「正しさなど誰にもわからないんです。だから、きみももう捨ててしまいなさい」

作中では、主人公の1人である暁海が大きな選択を強いられた際に恩師である北原先生に告げられた一言。
こちらも私の人生を強く強く支えてくれている言葉の1つです。
「親孝行はするもの」
「不倫はしたらいけない」
こうした世間の常識に囚われ続け、人間はいつしかそれを正しいこととして認識するようになります。
これが積み重なることが大人になるということかもしれません。
確かに世間からのバッシングは少なくなり、周りと同じように落ち着いた生活を手に入れることができます。
ただ、それが本当の正しさなのでしょうか?
そもそも正しさとは誰が決めて誰が承認するものなのか。
そこにきっと明確な答えはありません。
ならば、本当はもっと、人間は自分勝手に生きてみてもいいのでは無いかと思います。
私もこの言葉を聞いてから随分マイペースに生きるようになりました。
平穏とはほど通り人生となっていますが、その分刺激も多く充実した毎日を送れています。
皆さんも今一度、自分を縛り付ける“普通”や“正しさ”が何なのかを考え直し、もっと自由に生きてみる選択をしてみるのも良いのでは無いでしょうか。
そんな時に、この本はきっと人生を変えてくれる、そんな素敵な一冊になると思っています。

また、今ならオーディブル(音声再生)で通勤の隙間時間で楽しむこともできます。
しかも、初月は無料なので活字に抵抗がある方や時間が中々取れない方は、利用してみても良いかもしれませんね。

汝、星のごとくの名言に関するまとめ

ここまで長々とお付き合いいただき誠にありがとうございます。
名言紹介と謳いながら、ほぼ自分の主観をタラタラと述べる形となってしまい申し訳ございません。笑
最後に、もう少しだけ・・・
本当の自分を生きることは、世間体や同調圧力から逸脱する行為なので、確かに勇気がいることかもしれません。
ただ、実体験として言えることは、その先に待っている充実感を手に入れることで多様な価値観を受け入れられるようになり、他人にも寛容になり、人生が好転するということです。
いきなり自分らしさの全てを披露するのは難しいかもしれません。
ただ、日常の本の些細なことからでも自分が本当にやりたいことを選択していき、少しでもみなさんが自由に幸せに生きていけることを願っています。
※本記事はAmazonアソシエイトリンクを挿入しております。
ただ、収益化を目的としておらずあくまで自分が読んだ上でおすすめの本を誠実に紹介することをモットーに取り組んでおります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました